CASE 32 下鴨の大邸宅
左京区下鴨の住宅地に建つT邸は、R階を加えた延べ施工床面積が250坪に及ぶ大きな邸宅です。
施主のT様がこの土地で10年前に新築された注文住宅は設計事務所に依頼したデザインの凝った物でしたが、設計と施工の連携がうまくいかず、完成当初から数年に亘り雨漏れが止まらなかったそうです。長い裁判を経て新築からわずか10年で解体することになったご経験から、次は設計と施工の両方に責任をもってもらえる会社にお願いしたいとご依頼くださいました。
T邸は交通量が多い道路に面するため高い防音性が必須。また、駐車場はビルトインで最低でも6台以上欲しいというご要望だったので、大スパンが飛ばせて防音性の高いRC造で計画しました。
防音性と共にプライバシー確保を考慮して、2階に生活の中心を配し、プライベートエリアは3階に設けました。大通りに面していることは、デメリットだけはなく容積の緩和があるため、周辺は2階建てしか建たない地域ですが、この土地では3階建てが可能となります。4階の高さに当たるR階はバーベキューなどで活用できるように整えました。塔屋の上に上がれば5階に相当する高さとなり洛中を360度見回すことができます。
以前の建物では雨漏れだけでなく騒音や暑さ寒さにも悩まされたそうですが、ALLの家では全てが解決され、同じ敷地だと思えないほど快適だと嬉しいコメントをいただいております。継続的にご満足いただけるようメンテナンス等、今後も引き続き建築させていただいた責任と向き合っていきたいと思います。
木製サッシによってテラスに開放されているリビング。素材や色を連続させることで、内外の一体感を生んでいる。サッシの断熱性は最高水準に達し、ガラスにはLow-Eの防犯ペアガラスを採用している。TVボードはキッチンまで連続したALLオリジナルの造作家具。
ALLオリジナル造作家具&キッチン。アイランド部分に設けられたパーティーシンクは、ワインなどのクーラーとしても役立つ。天板の一部をテーブルとして延ばし、簡単な食事であれば手軽に済ませられるように設計。T様のご希望で建具にはモールを使用した。マットな塗装で仕上げ、シャンパンゴールドの照明器具や水栓金具、レンジフードを合わせることでクラシカルモダンな雰囲気に。
キッチンと同じ框扉を使ったローボードがリビングの奥まで一直線に続いており、空間に連続性と安定感を与えながら視線を自然と奥のテラスへと導く。一体となったLDKを天井の段差と光の輪郭によって緩やかにゾーニングしている。これにより開放感を維持したまま、家族がそれぞれの場所で落ち着きを感じられる「居場所」が生まれている。
ALLオリジナルの造作キッチン。奥様のご要望で3口ガスコンロとIHを設置。バックガードと天板は同一材とし、視覚的なノイズを排除しつつ手入れを考慮した。複数人での同時使用にも対応できるよう通路幅は1.3mを確保。
テラスを囲む高さ5mの塀は、偶然が引き起こした焼きムラが絶妙な味わいを醸し出すレンガで仕上げられており、厚みのムラをライン照明が際立たせている。無機質なマテリアルと柔らかな樹木の対比が、ラグジュアリーな外部空間を演出している。
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